週末就職活動

SHU5112005-09-04

父親からは前から言われてた様に「大手を狙え!」。やっぱり大手だと女性としてのベネフィットが多いのとシステムがしっかり整ってる確立が高いから、と父の意見をまとめたらこんな感じ。でも私はそれよりも、自分にあった社風の、自分がやりたいと思っている職に就ければどこが勤務地になろうがどの会社であろうがかまわないって感じだった。それは、この土日の就職活動終えた今でも変わってない。やっぱりやりがいのある職があってこそやりたいって思うし、新しい分野があったとしても頑張って勉強しなきゃって思えるし。まぁ、そんなのがすぐに通用するような甘い世の中だとは思ってないけど・・。

やっぱり実際に初めての就職活動。どの会社がLAキャリアフォーラムに出展するか分かってたものの、クラスの事でごたごた、プロジェクトだ、予習だ、で時間に余裕がなく友達に「企業研究だけはしておいた方がいいよ!」「受けようと思ってる会社は調べておきな」と何度ものアドバイスにもかかわらず・・実は何もしなかった苦笑。というか時間ありませんでした。とりあえず履歴書と英語のレジュメを用意して出発。しかも志望動機と本人希望記入欄は”ブランク”のまま。。。アプリケーションはサイトを通じて出したものの、きっと遅すぎ。あるところは締め切り過ぎてたし。少し来たけど大半返事来ず。・・ボストンではこんな事がないようにします。時間があるときは企業研究します。。


―――――――


金曜日の夜にLAについた後、疲れてたためタイ料理を食べた後そのまま就寝。土曜日、さっそく数々の企業ブースを周ってみる。でも何も準備してなかったため当日予約をとり面接をしても何から話していいか、自己PRはどうあるべきなのかもよく分からないまま緊張のためいつもよりめちゃくちゃ早口で話してしまった。せっかく行った二次面接も緊張しっぱなしのまま、自分が習ってきた事をうまく説明できず終わったり。でもある一つの会社に夕食に誘われ、しゃぶしゃぶに行った!留学経験がありアメリカで働くシステム開発部門の方と隣に座り色々お話した。いろいろためになる話を聞けてよかったし、なんと言っても神戸牛がめちゃうまかった☆笑。


ここまでで実感したのは私の未熟さ。やっぱり”予習”ってモノをしないと私何も効率よくできないんだよなぁ・・と自分にがっくり。でも、この一日だけでも履歴書提出や面接だけでなく、担当者と話すだけでも勉強になった気がする。こういうのを通してやっぱり会社の雰囲気やものの見方が分かってくるし自分に合うかどうかも見えてくる。もちろん人事の担当者だけがその会社じゃないけどその会社を代表して来てるぐらいだから、ね。



日曜、二日目はもう二つの会社だけに絞り面接を予約した。先日受付でもらってきたエントリーシートを朝早起きしたので書き(はっきり言ってこれ書くのも初めてだからうまくかけたんだかどうだか分からないけど・・)、朝一で提出。すぐに一次面接。そしたらなんと面接官が、ずばずば言うという噂の面接官に当たり、ひやひやもの。すっかり見抜かれて「企業研究してないでしょう?」と言われてしまった。もうこれは腹くくって「してません」しか言えなかった苦笑。40分間の面接の後「二次面接までにしっかり調べ上げてきてください、こう言えばあなたならすぐにでも調べて準備する人材だと思うので」。・・・そりゃあ叩かれりゃあやりますよ、負けず嫌いですから笑。内定決まっていた受付の人の話を聞き、その後この企業のセミナーに行った。元々春学期にこの企業のノートパソコンを大学で売り出すマーケティングのプロジェクトをやった事があったので資料やセミナーを通してだんだん思い出してきた、そうだここ、Technology Solutionの部門が日本の中でもかなり強いんじゃん!SEの規模もITソリューションの規模も大きい。セミナーを行ってた担当者の方も分かりやすく雰囲気が好き、個々の頑張りを見てくれるって言う。アメリカと似てる。単純だけどすごく惹かれた。

セミナーで取ったメモを復習しながら友達と昼食を食べ、二次面接。これは今習ってる事は何かを中心に聞かれた。昨日の他の会社の二次ですごく血迷った答えを出してしまったところ。でももう、セミナーを受けて、今まで調べてた資料や半年前のプロジェクト内容を基に何を答えていいか理解できてた(気がした)。もちろんマーケティングでやったこの企業のチームとしての提案や企画、夏やったアプリケーションのコンサルティングプロジェクトの経過から提案、結果まで、今やっているデータベースのプロジェクトやネットワーキング、そして今後取る予定のプロジェクトマネージメントの授業の話。そして多国籍で違う意見を持つ、生徒だけれども、ある実習的プロジェクトの結果を出すために集まった”チーム”としてのキープレイヤーやコミュニケーションの大切さまで。あと留学の苦労や何やら。今まででこの面接が一番筋の通った思う、自分で思ってることを自分の考えてるとおりにすらすら話せた。「時間があったらもう一人話してほしい」って言われた時にはびっくりした。

受付に戻って話をしたところによると、これが最終面接、らしい。しかも最終面接官はきびきび話を進めていたセミナーを行っていた方。体がいろんな意味で”硬く”なった。でも彼のセミナーのお陰でこの企業の事を好きになれたんだし、不思議と二次面接ほど緊張はしなかった。やっぱり、なんていうのかな、あの雰囲気が好きだったからかな、自分に合うと思ったから。

なんと彼は私がセミナーに来てたのを覚えてた、「メモ色々取ってましたよね」なんて言われてしまった。この時の面接は留学の大学生活で得たもの、やりたいと思っている職種と私のやってきた事の関連を聞かれたり、やっぱり半年前のプロジェクトの話をしたり笑。結構リラックスしてたと思う、何を求めてるかって言う事をこの人の口から聞いてた事もあって焦点が絞れたし、その人の人柄もすごく話しやすかった。驚いたのが、「SHUさん昔無口な方じゃありませんでした?今はそんな事なくオープンな方になられたみたいですが」って言われた事。・・・ド当たり。小学校卒業するまでめちゃ無口で外にもあまり出たがらない方だった、よ。確かに。でもまさかこの30分ぐらいの面接で言い当てられるとは思ってなくて驚いた。分かる人には分かるんだろうか?やっぱり・・

「他の会社も見た後でやはりこちらで働きたいという意思があればぜひ年末までに連絡をください」。やりたい職種もきちんと聞いてくれ、後々意思確認の面接をする、という事を聞いて握手をして退出。面接室を出て友達に会った時には、ガッツポーズしてしまった笑。



もう一つ受けた企業は私のこのパソコンを買う前のMYパソコンの会社。だからなぜか好印象は最初っからあった、あのパソコン好きだったから。一次面接の方は本当に友達の話どおり話しやすくよく話を聞いてくれる人で、最後には「SHUさんはぜひこの部だと仕事が見つかると思いますよ」、アドバイスをくれ、二次面接。この方も前者のとおりよく話を聞いてくれる方で、聞かれることはやっぱり今何を学校で学んでるか、そして留学を通して学んだか、そしてどんな事をこの企業でしたいか、など。社会システム部という部のシステム開発に携わる事に一番興味を惹かれた。この会社は私の履歴書や資料を日本に持ち帰ってから人事と話し合い、数週間後に連絡が来るらしい。「帰国時にはこの部の人とぜひ会ってみてください」、と言われ嬉しかった。

このキャリアフォーラム通して学んだ事は多かった、やっぱりボストンの前に来てよかったなぁって思う。あと、やっぱり企業研究はしておくべきだなぁと、すごく思った笑。企業の事を聞かれた時のためと言うよりも、やっぱり企業を知ってどんなものを求めているかを知ってるだけで面接の進め方が変わってくると思う。ボストンはもっとしっかりやらないと!とつくづく思いました。

―――――――

ここで出会った人ってすごい人が多い。友達との連絡先を教えあう時にお互い英文でも日本語でも履歴書を交換したんだけど、その履歴と技術と能力と成績のよさと課外活動の多さと言語能力と、こりゃまた「どうしよう」って思ってしまうような面々。でも初日からホテルが一緒だった人と一緒に会場に行き、会場で面接が終わると絶対に自然に集まるところに自然と友達ができた。一緒にご飯食べたり休憩したり、一緒にホテルに帰ったり。話を聞くだけで、すごく参考になるし、尊敬だった。自分ってなんて小さいんだろうってすごく思ったりした。ここでできた友達はやっぱり縁のある友達、またボストンでみんなで飲もうねー!って話してバイバイ。寂しかったけど、でも、また会えるからいいよね。


写真**

いつも絶対にパンツスーツだったのに、今回はスカートにした。友達が「日本企業との面接の時は絶対にスカートよ!」と聞いたので。でも会場に着いてみれば大半パンツスーツ多い。っていうか特になんでもいいっぽかった。今度はやっぱり歩きやすいいつも通りパンツスーツにしよっと、バスケ足も見せずにすむ事だしね笑。余談、友達と共にある留学マガジンのモデルみたいな事をした。はてさて表紙に載るんだか載らないんだか。たくさん候補がいるんだからそりゃ、載らんわな。「あっちむいて」「ちょっとこうしてみて」なーんていう、貴重な体験させていただきました。おもしろかったなり。